どう摂取する?鉄&カルシウム。

雨模様の中幼稚園帰りのお友だちも

関西地方も梅雨入りしましたね。
6月6日水曜日、
朝からかなり激しく雨が降り
お昼過ぎに小康状態となるも
小雨は降り続いた午後。
藤谷クリニック保護者交流会
久しぶりに開催となりました。
今回のテーマは
子育ての食卓で
しばしば課題となる
「鉄分・カルシウムどうとるか?」
について。
当院所属の管理栄養士として
お話をさせていただきました。

久々の開催となったこともあり
当初用意していただいた参考資料コピー
追加もしていただくほど。
合計17組の保護者皆様ご参加くださり
クリニックの待合室がいっぱいになり
嬉しい悲鳴でした。
最初にお子さんのお名前とお歳、
お持ちのアレルギーについてぐるり自己紹介いただいてから
簡単な資料だけみていただきつつお話させていただきました。
鉄分は、赤ちゃんは生まれてから半年ほどの必要量を
お弁当のように肝臓に抱えて生まれてきます。
母乳にも初期には含まれますが
半年後の成熟乳には微量しか含まれなくなります。
お母さんの母乳からも得られなくて
自分で持ってきたお弁当箱もちょうど空になる頃に
離乳食が開始となるわけです。

たくさんお集まり下さって感激でした。

カルシウムについては
代謝について詳しくお話し漏れてしまいました。
この場で簡単に追記させていただきますと
骨は日々、成長しつつ
生まれ変わっています。
破骨細胞が古くなった骨を分解するかたわらで
骨芽細胞が骨を造成しています。
既に体内にある骨形成成分と合わせて
食事からのカルシウムやたんぱく質が
成長していくからだの骨組みを作る材料となります。
常にscrap and buildを繰り返す体のために
必要十分な栄養量を十分に摂取すること
これが大切なのです。

当日は
それぞれのミネラルを多く含む食品や
組み合わせ方で吸収率をアップする方法など
お話させていただき
レシピも紹介させていただきました。
鉄分はレバー、とか
牛乳は飲めないからカルシウムが足りないとか
思われがちですが
実は鉄分は肉・赤身の魚・大豆製品・貝類
カルシウムは小魚はもちろん貝類や
大豆製品や大根葉などにも多く含まれます。
また、野菜の皮の部分や穀類の外皮や胚芽米
魚の血合いの部分など
食べにくいところにも隠れていることをお話しました。
昨今の調理器具の簡便化や軽量化に伴い
鉄や鋼が使われないことも
鉄不足につながっていることもあります。
現代ならではの便利グッズも
ご紹介させていただきました。
いろいろ食べる食べ方や
調理のしかたで、
不足しがちなミネラルやビタミンが
総合的に吸収・利用されやすくなるんです。
藤谷宏子先生からも
ご自身の子育てご経験も含め
ゴマやひじきを上手につかって
レンジで乾煎りしてのふりかけなど
ご提案いただいたり
小魚・さくらえびなどを料理に利用して
最もアレルゲンとなりにくい主食、
ごはんのお供をご提案くださいました。
「アレルギーで食べられない食品があっても
工夫して、さまざまな食品を食べる習慣を
今からつけておけば
しっかりとしたお子さんに成長される」
との力強いお言葉をいただきました。

参加者の皆様からは
葉物の緑が見えるだけで嫌がるという
お子さんの好き嫌いのご相談や
雑穀類を離乳食から始めるべきか
などについてもご相談をいただきました、

声を大にしてお伝えしたいのは
鉄・カルシウムは
お子さんのみならず
出産や育児を経られた保護者の皆さんにも
不足しやすさにおいて代表的なミネラルであり
ご自身もまずしっかり召し上がることで
疲労しにくさ、精神的安定にもつながるということです。

皆さんが三々五々帰られる頃は
雨が少し小止みとなっていてよかったです。
ご参加の皆様、ありがとうございました。
今日の機会が
ご参加の皆様にとって
信頼できる情報源として
少しでもお役にたてていれば幸いです。
子育てに向き合う皆さんと
時間と思いを共有いただく機会として
またご一緒できますように。

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備えあれば〜エピペン講習やってます。

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こんにちは。
6月の声を聞き
近畿もそろそろ梅雨入り
というころ。
いかがお過ごしでしょうか。
先日、藤谷クリニックで
定期的に開催されている
エピペン講習会に参加しました。
ご参加の保護者さんとの会話や
先生からのお話から
色々な学びを得ましたので
記録しておこうと思います。

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食物アレルギーのあるお子さんが
丁寧にアレルゲンとなる食品を避けたり
指定された量を守って食べていても
誤って口にしてしまう(誤食)ことがあります。
アレルギー症状は軽いものなら
皮膚の発疹、蕁麻疹や
かゆみなどとなりますが
この反応が全身のいろいろな臓器でおこって重症になることがあります。
例えば、気管に起こって
呼吸困難となったり
消化管に起こって
腹痛や下痢やおう吐を繰り返すなど
重篤な症状を示す場合もあります。

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このようなアナフィラキシーが出現した時は救急病院への搬送も必要ですが、
その前に、生命にもかかわるため躊躇せずに、アドレナリン(エピペン)を大腿部に施注して一時的に血圧を上げ、 症状を収めねばなりません。

医療機関ではアドレナリンを体重あたり計算して筋肉注射しますが、家庭など医療機関以外の場所ではエピペンという注射を使用します。
これは1回分の接種量が入れられており、接種後は針がカバーされて事故が起こらない様に作られています。

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講習会では、アナフィラキシーについて
どのような症状かなどを
藤谷宏子先生からお話をいただき
実際に練習用のエピペントレーナーを使用してお子さんの大腿部を模した人形を使って参加者が順に使い方を実習させてもらいます。
練習用トレーナーでは、打つ部位の確認や、打つ時の呼びかけ、
打ちやすい態勢などを経験し、
次に使用期限切れの本物のエピペンで、実際に打つ感覚を体験しました。
本物は、針の圧が強く、
しっかり押し当てておかないと
跳ね返ってきそうな重みがありました。

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アナフィラキシーは
一度エピペンで症状から回復しても重症の場合は
二度、三度と
繰り返して起こりうるそうです。
ですから、
重症のアレルギー患者さんは2本持っていることもあります。
アナフィラキシーが起こった時は
アドレナリンの筋肉注射が第一選択ですが、
他に処方を受けている
抗ヒスタミン薬なども飲ませることで
蕁麻疹や掻痒感などの症状を緩和します。
また、グルココルチコイド(ステロイド)は
繰り返しアナフィラキシーに陥ることを予防すると言われています。
それから、エピペンを打つ前に
救急車を呼ぶ連絡も必要です。
その際に
住所や症状などに合わせ
今から、エピペンを打つことも伝えることが大切です。

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お子さんが
アナフィラキシーショック症状に陥っている時でも
気を失っているようでも体に手を添えて注射する前には
必ず声をかけてあげること
「今から注射するから、すぐ治るよ、
大丈夫だよ」
など。
保護者の皆さん
お子さんのために
真剣そのものです。

藤谷クリニックでは
定期的に講習会を開催し
アレルギーのあるお子さんを持つ
保護者の皆様のご不安や疑問の解消に
お役にたてることを目指しています。

ひとしきり練習し
疑問点を気兼ねなく質問されたおかげか
最初戸惑いがちだった参加者の皆さんも
心構えを新たにされたご様子でした。

「アナフィラキシー
一番いいのは起こさないこと
だけど、起きてしまったときに
落ち着いて、対処できるように
練習しておきましょうね。」
藤谷宏子先生のコメントに
ご参加の皆様
「やっておくのとやっておかないのとでは
大違いですよね」
などと感想を述べられ、
大きくうなずいておられるのが印象的でした。
皆さんも、機会を見つけられ
ご参加になってくださいね。

クリスマスクッキング🎵

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グルテンフリーフジッリに、アンパンマンのミートソース。

去る12月6日水曜、
クレオ大阪中央の四階にある
調理室をお借りして、
藤谷クリニック恒例
クリスマス親子クッキングを
開催いたしました。

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ポテキャロサラダ。ノンエッグマヨと、アマニを乗っけて。

メニューは藤谷宏子先生とご相談し
親子で作りやすいもの
ご自宅でもリピートしてもらえるもの
として、
小麦、卵、乳、大豆を含まなくて
簡単にできるお料理を・・・。
ということで、考案させていただきました。

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さつまいもとお米のソフトクッキー。

トウモロコシと米粉で作られた
フジッリというネジネジな形のパスタに
永谷園さんが作っておられる
アレルギー配慮のなされた
ミートソースをかけて、がひとつめの写真。
それから、じゃがいもとにんじんを
皮のままざっくり切って、
レンジ加熱したものに、
オタフクソースさんが作っておられる
ノンエッグマヨで味付けし、
今話題のアマニの粒を切ってまぶした
ポテキャロサラダ。

そしてお楽しみのスイーツは、
さつまいもをレンジ加熱したものに
米粉ときび砂糖を加え、
オリーブオイルと甘酒で
しっとりもっちり焼き上がる
名付けて、
お米とさつまいものクッキー。

事前にお申し込みくださった
藤谷クリニック通院中のご家族、
藤谷先生はじめ
クリニックスタッフの皆様と
ベテラン先輩ママさんのサポートもいただき
わいわいと作りました。

当方の準備不足で
時間が押してしまいましたが
お腹ペコペコなのに
一生懸命お手伝いしてくれるお子達や
焼けたクッキーを何度も
嬉しそうに見せにきてくれるお子達
みんなの(^.^)(^.^)笑顔で
楽しい時間を過ごさせてもらいました。

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出がけに畑によって、収穫していきました。精華町産ブロッコリ

今回は大阪に
車で乗りこむのをいいことに
まず住んでいる精華町内にある
農業塾の畑に寄って
収穫できたブロッコリも
食べてもらえてよかったです。

ブロッコリとパスタは
藤谷先生がゆがいてくださったんですよ(^○^)
そうそう、ワンポイント。
色の濃いお野菜をゆがくとき
一滴だけ油を加えると
彩りよくやわらかくしあがるほか
ビタミンを吸収されやすくなるので
栄養価アップです。

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クッキーをオーブンに仕込んだら、ポテキャロサラダ仕上げましょ♪

お野菜をよく洗って
皮ごと耐熱の袋でレンジ加熱するのも
簡単調理法のひとつ。
皮ごと調理することで
ミネラルなどを少量ずつでも摂取できるし
うま味が加わります。
袋で調理するとつぶしたり
粉と合わせたりする工程まで袋でだと
やりやすいですよ。

さてさて、
そんなこんなのクッキング。
皆様のおかげで無事終えることができ
とても嬉しく思います。
みんなの笑顔が、何よりのスパイス。
この場をお借りして、ご協力くださった
ご参加の皆様と
藤谷宏子先生はじめ
クリニックの皆々様にお礼申し上げます。
ありがとうございましたm(__)m(^○^)

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皆様とってもいい笑顔♪ありがとうございます。

お写真、下記オンラインアルバムに
編集しました。
URLにアクセスして、合言葉を入力ください。
合言葉は、下記クイズの答えです。
今回のクッキー材料で
お米を原料にしたものは二つ。
一つは、米粉。
もうひとつは?
答え:〇〇〇〇
↑〇にあてはまることばが合言葉です(^○^)
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かわいいスマイルちゃんに仕上げてくださいました。

アルバムのタイトル: 171206お芋とお米のクッキー作り
アルバムのURL: http://30d.jp/hoshun/194

再開。交流会。~「小麦アレルギー対応」と「経口免疫療法」について。

さてさて、藤谷クリニックに通院されている皆様にはもうおなじみかもしれません。
アレルギーを持つお子を育てる保護者さん。
その多くはママなので“アレルギーっ子ママの交流会”、として
クリニックの待合を会場に、これまで2か月に一度程度、開催されてきました。
haru(^_^;慣れてくださいませね、管理栄養士の呼び名です)が皆様と
お会いするようになって5か月。
「だいぶ慣れたみたいだからね♪」と宏子先生の明るい音頭とりで、この交流会、再開することになり
本日が栄えある第一回めでした。
この会に以前から参加され、幼稚園や小学校にお子が通われているママさんたちや、
今回が初めての一歳~二歳のお子のママさんたちが集まってくださいましたよ。

内容は・・・まずは先日栃木にて小児アレルギー学会に参加されたばかりの宏子先生からの最新情報。
先日センセーショナルに報道された経口免疫療法による重篤な副作用例について詳細なご報告をくださいました。
先生によると、経口免疫療法は 急速法と緩徐法の2種類があり いずれもまだ研究段階で専門機関での臨床研究として行われているとのこと。今回の事故についても原因ははっきりしないため今後の検討なども必要であるとのことでした。また、誤食によっても重篤な副作用が出ているので、誤食には十分注意することが大切。アレルゲン食品を負荷テスト後に閾値内で少しずつ摂取する食事療法はすすめられていますが、気管支喘息や感染症などのコントロールが重要で、何時でも摂取する方の体調には十分気を付けることが大切であるとのこと、体調不良時にはこの治療は中止しした方がいいことを説明くださいました。
医師の指示のもとにアレルギー解除をすすめていかれる際にも、ご参考になさってください。

お話ししてたらお子たちが探検始めてます。

もうひとつのテーマは、小麦アレルギーについて、でした。
小麦は米に次ぐ日本人の主食として今や麺類、パン類はもちろんのこと、餃子の皮にルーや麩、加工食品のつなぎなどなど、さまざまな食品に含まれています。
食品だけではなく、幼児期によく用いられる粘土も小麦粘土が多用されますし、石鹸に含まれるなどで経皮(皮膚を通じて)的に体内に入っていくことも多いようです。
どのご家庭でもあるものでもあり、アナフィラキシーを起こしやすいアレルゲンでもあり、粉末だから飛散するし、とにかく小麦は大変です(>_<)との宏子先生のお言葉に、参加者の皆さん大きくうなずいておられます。日々ご苦労なさっていることをひしひしと感じた瞬間でした。

先生とゆっくりお話し、お久しぶりでしょうか。小さなお子も続々参入中。

小さなお子が初めましてで多かったのも再開初回ならではのこと。
よちよち歩きを始めたお子たちが、最初は泣いたり眠そうにしていたのに
そのうち場所に慣れてあちこち探検して回る様子もかわいらしかったです(^○^)
みんなまた遊びに来て。お友だちになって一緒におおきくなっていこうね。
ママたちも先輩ママにいろいろ教えてもらったり、
同じ月齢のお子を抱えるママ同士お話しにきてくださいな。
haruもアレルギーのお悩みを皆さんにうかがい、教えてもらうことの方がまだまだ多そうですが、
お子の成長ご一緒に見守っていきたく思っています。
写真は、ほぼ散会の頃になって、半分ほどお帰りになってからあわてて撮ったものなのです(>_<)
ごめんなさい。
宏子先生、スタッフの皆様、ありがとうございました。

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ほんとはこの倍のご参加でした。

初めまして。

こんにちは(^.^)
藤谷クリニックにお邪魔している
管理栄養士、清水春恵と申します。haru と呼んでくださいませ。
中2と小6の娘っ子と、昨年からは2歳のこれまた女の子犬の母をしています。
今年6月から、
藤谷クリニックに通われている患者さんやそのご家族への
食事相談を受け持たせていただいています。
トシはとってても栄養士歴12年。
この間ずっと大人の方の食事相談や講師を勤めておりますので
前任の方から引き継いで、アレルギーをはじめとする小児科での食事相談は今回初めてです。
日々お子のお食事やアレルギーと向き合っておられるご家族にとって 
はなはだ頼りなく映るかも(>_<)

でも、食の大切さや 心や体との関わりを考えて、その方その方に必要な知識や情報をお伝えする
管理栄養士としての役割は、どの世代やお立場の方にとっても変わらないことを、
この数か月患者様やご家族に向き合い、思いを新たにしておるところです。
お一人でも多くの方と、お食事のこと、子育てのこと、ご家族のこと、などなど
お話しうかがわせていただきたく思っています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
haru