こんにちは。
藤谷クリニック管理栄養士清水です。
この夏は6月から猛暑が到来し
大人も参ってしまいそうですね。
皆様お元気にお過ごしでしょうか。
まだまだ夏本番はこれからです。
熱中症や脱水症にならないように
大人は食事以外のタイミングで
水やお茶を1.5ℓは飲みたいものです。
さらに授乳中のママは
授乳で水分必要量が増加しますから
なるべくご飯を主食に
十分にお食事される上に
一般より500mlは
水分摂取を増やしたいものです。

さて、お子達の水分はどうすればいいでしょうか。
右の表にある夏の時期は特に注意が必要です。
なにせ赤ちゃんの体の
70%以上が水分なのです。
体重1㎏あたり180mlもの水分が必要です。
【離乳食開始前・ 4か月頃まで】
栄養補給源が母乳やミルクのみの時期は
母乳やミルクが水分補給源になります。
特に3か月ごろまでは
昼夜を問わずで大変ですが
欲しがるだけあげましょう。
【離乳食開始後】
おかゆやペーストなど
食事からの水分量が多いので
初期の一回食~中期の二回食の間は
食事以外のタイミングであれば
母乳やミルクをまずあげましょう。
ただ、暑い時期はそれだけで
足りないこともあります。
ミルク、母乳を飲ませたり、
おむつを替えたり着替えたりしても
機嫌が悪かったり
むずがったりする様子があれば
白湯や、番茶、ハト麦茶など
カフェインを含まないお茶を飲ませてみましょう。
【体調が悪いときの水分】
下痢をしていて、吐き下しが無い場合は
口からの水分摂取が可能ですから、
母乳やミルク、水や番茶を飲ませます。
下痢をしている上に吐いてしまう場合は、
口からの水分摂取が出来ないので
受診が必要です。
【回復時期の水分】
下痢や吐き下しが弱まり、
少しずつ口からとれるようになったら
離乳時期は母乳やミルク、おかゆなどと
白湯やお茶を。
昆布とかつおでとったお出しもいいです。
水分は少しずつ増やすようにします。
【幼児・学童期】
まず、いつも水筒を持ち歩く習慣をつけましょう。
中身は番茶で。
ジュースやスポーツドリンク類、
ゼロカロリー飲料は避けます。
栄養補給は食事からが基本です。
運動会の練習時期など
とてもよく汗をかく時期には
スポーツドリンクを2倍~3倍に薄めたものも
推奨されますが
市販のものはいかんせん糖分がとても多いので
そのまま持たせることは避けたいものです。
なお、自作も可能です。
【手作りイオン飲料の作り方】
湯冷ましの水1リットル
きび砂糖大さじ2
塩小さじ1/2
レモン汁大さじ1
これらをよく混ぜます。
砂糖や塩は精白糖や食塩より
ミネラルを含むものがよいでしょう。